マフラー交換

マフラーカスタム

どんな種類があるのか?

バイクのカスタムといえば、まず思い浮かぶのがマフラー交換じゃないだろうか。
見た目がガラッと変わるし、音もカスタムの醍醐味。けど、マフラーっていろんな種類があるから、最初はちょっと迷うかもしれない。

ざっくり分けると「スリップオン」と「フルエキ」の2タイプ。スリップオンはサイレンサー部分だけを交換するタイプで、作業も比較的簡単。軽く音を変えたいとか、見た目をちょっと変えたいって人にはちょうどいい。
一方でフルエキゾーストは、エキパイからサイレンサーまで一式交換するタイプ。排気効率が上がって、パワー特性も変わるから、より走りを求める人向け。

それと、素材にも違いがある。ステンレスは丈夫でコスパが良くて、チタンはとにかく軽い。カーボン製もあるけど、これは見た目重視派に人気って感じだね。
性能だけじゃなくて、車体の雰囲気にも関わってくるから、どう仕上げたいかで選び方も変わってくる。

音だけじゃない、マフラーの効果

マフラー交換って音が大きくなるだけと思われがちだけど、実はそれだけじゃない。
まず大きいのが排気効率の改善。純正よりもスムーズに排気できる設計になってるから、アクセルレスポンスが良くなったり、トルクの出方が変わったりする。

音に関しても、ただうるさくなるんじゃなくて、「重低音が響く」とか「高回転で抜けがいい音になる」とか、キャラが出る。
気持ちよく走れるっていうのも、マフラー交換の魅力のひとつだ。

見た目に関しては、サイレンサーの形状や色でだいぶ印象が変わる。純正の野暮ったさが気になるなら、マフラーを変えるだけでスタイリッシュに見えるようになるから面白い。
ただし、性能アップを狙うなら、それに合わせてセッティングも見直さないと、逆にパワーが落ちることもあるから注意が必要。

注意したいポイントはここ

マフラー交換には気をつけておきたいこともある。
まず、公道で走るなら「JMCA認定」などの規制適合マフラーじゃないとNG。音量オーバーや排ガス規制に引っかかって、車検が通らなくなることもある。

次に、エンジン特性が変わることを前提にしたセッティング。とくにフルエキに変えるなら、燃料マップの調整が必要になる場合もある。ノーマルのままだと、燃調が合わずに調子を崩すこともあるから、そこはプロの意見を聞いた方が安心。

あとは取り付けの問題。スリップオンでも角度調整が必要だったり、フレームとのクリアランスがギリギリだったりすることがある。
フルエキになると作業も本格的になるから、工具や知識がない場合は無理せずショップに頼んだ方がいい。トラブルを防ぐ意味でも大事な判断だ。

それともうひとつ、マフラーの種類や排気方式によっては、走行中の音のこもりや振動が気になるケースもある。走るシチュエーションや距離、自分の使用スタイルに合っているかを、事前にしっかり確認しておきたいところだ。